第125回企画展「百花繚乱！浮世絵×文学」

　江戸時代に誕生し、民衆の心を魅了した浮世絵。その中には、物語の作者や登場人物、有名な一場面を描いたものなど、文学作品を題材にしている作品が数多くあります。
　本展では、風景画で人気を博した歌川広重の浮世絵木版画「東海道五拾三次」全五十五図を、当時旅ブームの火付け役となった滑稽本『東海道中膝栗毛』の弥次郎兵衛と喜多八の旅の様子とともに紹介します。また、万葉歌とともに伊香保の風景が描かれた広重の「伊香保八景」のほか、源氏物語や百人一首などの古典文学を題材とした葛飾北斎や歌川国芳らの作品を展示します。