ぐんま伝統芸能ワークショップ　小八木町獅子舞ワークショップ

小八木町の獅子舞は地域鎮守様と崇められている「鏡宮神社」に奉納されていまして、その起源については古文が無く不明ですが、飯野信義氏著の郷土資料によれば享保７年(1722年）ごろ人形芝居と一緒に盛んに奉納されていたことが分かっています。しかし何らかの理由で衰退し、約100年ブランクの後に多くの地域住民の獅子舞に向けての熱い願いが叶い再興を成し遂げ、その技は300年を超えた今日に色あせず脈々と引き継がれています。
現在、昭和50年に発足した保存会を中心にして、伝統芸能獅子舞を後世に残すために、舞と笛の師匠、経験者、子供獅子の皆さんの協力と神社・区や地域 の多くの方に支えられ継承に向けての練習を重ね、春・ 秋の鏡宮神社例大祭等に舞を奉納しています。流派は稲荷流でカンカチ、一人立ち獅子3頭の4人で舞い演目は「振込みと梵天及び、花吸、毬り掛り、三拍子、綱切、剣の舞、女獅子隠し」の七庭48曲を演じます。小八木町の獅子舞は、平成12年高崎市政100周年「大獅子舞大会」に出演したほか、過去に明治神宮、靖国神社（昭和30年）、京都岩清水八幡宮（昭和35年）等に出演しています